エバニュー「apex cup チタン0.2」で水蒸気炊飯が成功!世界最薄0.2mmチタンカップの実力を検証してみた

アウトドアで美味しいご飯を炊きたいけれど、軽量化も諦めたくない──そんなジレンマを抱えている登山者やULハイカーの方は多いのではないでしょうか。そこで今回注目したのが、エバニューから2025年に発売された「apex cup t0.2」です。世界初となる0.2mm厚のチタン製カップで、なんと重量はわずか25g。しかも110缶にジャストフィットする絶妙なサイズ設計が話題となっています。果たしてこのカップで水蒸気炊飯は可能なのでしょうか?実際に検証してみた結果をお伝えしていきます。

重量25g!世界最薄0.2mmチタンの衝撃

エバニューの最新アイテム「apex cup チタン0.2」は、その名前が示すとおり「頂点」を意味するapexの名にふさわしい革新的な製品です。従来の一般的なチタンカップの厚さが0.3mmであるのに対し、0.2mmという世界初の薄さを実現しています。

サイズは外径91×内径87×深さ57mm、純チタン製の日本製で容量は満水で300mlとなっています。カタログスペックでは29gとなっていますが、実際に測ってみると25gしかありませんでした。この軽さは本当に驚異的で、UL(ウルトラライト)ギアを求めるハイカーの方にとって見逃せない存在だと感じます。

何より注目すべきなのは、110サイズのOD缶に完璧にフィットすることです。OD缶の縁巻き部分とカップの側面がほぼ同じサイズとなっており、OD缶が入るクッカーなら基本的にスタッキング可能という汎用性の高さも魅力的でした。

薄さが生む超速湯沸かし性能に驚愕

apex cupの最大の特長は、薄さがもたらす熱伝導の良さだと思います。0.3mmから0.2mmへのわずか0.1mmの差なのですが、熱の伝わりが格段に早く、お湯がすぐに沸きます。実用的な湯沸かし量は約230mlで、スープやお茶、コーヒーはもちろん、カレーメシのお湯の量も十分に賄えます。

そしてもう一つの大きな魅力が、スタッキングの汎用性です。エバニューのチタンマグポット500にもぴったり収まり、この組み合わせが水蒸気炊飯への道筋を示してくれました。マグポット500にカップを入れると適度な高さの差が生まれるので、底上げして水を入れれば水蒸気炊飯が可能になるのではないかと考えました。

ついに成功!0.5合の完璧水蒸気炊飯

水蒸気炊飯の実験では、マグポット500との組み合わせを試してみました。最初はエバニューの五徳を底上げに使おうと考えたのですが、高さが合わずカップがはみ出してしまいます。そこで100均のクッキー抜き型を底上げに使用したところ、完璧にフィットしました。蓋もしっかり閉まって、これは成功の予感しかありませんでした。

炊飯の手順はこのような感じでした:

  • apex cupにクッキングシートを敷き、お米0.5合と水100mlを投入
  • マグポット500には水150mlを入れます
  • アルコールストーブ(GARUDのアルストao)にアルコール25mlで点火
  • 吹きこぼれ対策として上に水入りクッカーで重しをします

結果は上々で、沸騰による多少の吹きこぼれはありましたが、火が消えるほどではありませんでした。燃料が燃え尽きた後、15分間蒸らしてから開封すると、ふっくらと炊き上がったご飯が現れました。米粒はしっかり立っており、底もべたつかず、クッキングシートが適度に水分を吸収していい具合に仕上がっていました。

正直レビュー:ここは注意が必要

使用してみて感じた課題もいくつかあります。まず、炊飯後のカップを取り出すのが少々面倒です。今回はロングスプーンで引き上げてから、クッカークリップで掴みました。エバニューの新型ReMax Potlifter(重量9.9g)を使用しましたが、この作業は慣れが必要だと感じました。

また、水蒸気炊飯時の水の量調整も重要なポイントです。今回はマグポット500に150ml入れましたが、燃焼後もかなりの水が残っていました。吹きこぼれを考慮すると120-130ml程度でも十分かもしれません。アルコールストーブの火力によっても調整が必要でしょう。

エバニュー「apex cup t0.2」は、軽量化を極めたいULハイカーや登山者の方にとって、2025年のマストバイアイテムと言えそうです。25gという軽さ、優秀な熱伝導性、そして抜群のスタッキング性能を備えたこのカップは、単なる湯沸かし用途を超えて水蒸気炊飯まで可能にしてくれます。取り扱いには多少の慣れが必要ですが、山での食事の幅を広げてくれる頼もしいパートナーになってくれそうです。軽量化と機能性を両立したいアウトドア愛好家の方は、ぜひチェックしてみてください。

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